段階を踏んでくせ毛を活かしていく
段階を踏んでくせ毛を活かしていく
今回紹介しているH様は、ブログをみて初めてご来店いただいたお客様だ。
縮毛矯正をやめてくせ毛を活かしていきたいと思い、数ある美容室の中からUIHを選んでくれた。
そんなH様の為に、これからも全力でサポートしていくつもりだ。
髪質は、強いくせ毛であった。
そして、H様と一緒に決めていった結果、、「長めのAラインボブ」に髪型は決まった。
ちなみに「強いくせである髪質」と「この髪型」は、相性が良いとはいえない。
しかし、これを選んだのには、ちゃんと理由がある。
まずは今回のBefore・afterを先にみてもらおう。
Before・after
Before
after
なぜこの髪型にしたのか
カウンセリングを通して、H様ならではの「お悩み」や「希望」に耳を傾け、一緒に決めていくことを大事にしているから。
その理由かこれだ。
- いきなりショートは勇気がいる
- どこかで、ショートが似合わないと思っている
- まずは、長めのデザインで試してみたいと思っている
- まずはロングではない自分に慣れてもらう
- スタイリング剤(セット)に慣れてもらう
下の「4」「5」は、話を聞いて僕が感じたことだ。
それと同時にH様の現状も一緒に把握していく。
- 好きなイメージ
- 嫌いなイメージ
- 似合うイメージ
- 髪質(くせの「強さ」「特徴」、髪の「太さ」「硬さ」)
- H様が扱いやすい髪型
本来なら、ここから「H様が扱いやすい髪型」を前提に「好き」と「似合う」をマッチングさせていくのだが、今回は「扱いやすい髪型」を完全に除外して考えていくことにした。
以上がこの髪型にすることになった理由だ。
大事なのは「今」ではなく、H様のこれからだ。
つまり、くせ毛を活かしていくこと。
その為には、段階を踏んでいく必要がある。
そこで僕のなかで、、
- ロングではない自分に慣れてもらう(ショートにしてみようかなと思ってもらえること)
- スタイリング剤を使ったセットに慣れてもらう
ことを先決した。
なにより、この長さでも、ショートになった時とセット方法は同じだからである。
スタイリングで大事なこと
スタイリング剤をつけるセットで一番大事なことがある。
それは「まんべんなく均一に馴染ませる」こと。
これさえ出来れば「その他は取るに足らない」と言ってもいいほどに。
それ故、これが出来ないとセット力はいつまで経っても上達しない。
しかし、これは「一生役に立つ技術」だから是非、習得してほしい。
どんなやり方でもいいが、一応僕のやり方をお伝えしよう。
美容師の中は当たり前な考え方に「ブロッキング」というものがある。
ブロッキングとは、各ブロックに分けとることだ。
慣れれば、キッチリ分けとる必要はないのだが、最低限「位置を把握」してほしい。
4ブロック→頭を「前」「後ろ」「上」「下」に分けるイメージだ。
- 「前後」→耳を起点に分ける。それより前なのか、後ろなのか
- 「上下」→M字ゾーンから真っ直ぐに分けとる。それより上なのか、下なのか
ダッカール(ピン)などでとめておくといい。
あとは番号順にスタイリング剤を「中間から毛先」にかけて馴染ませていく。
④は前髪になってくるので、初めはつけ過ぎないようにするといい。
慣れれば、位置で覚えて順に馴染ませていけばいい。
これができるようになると、セットはもちろん、自分自身で「ボリュームコントロール」ができるようになるので「一生モノの価値がある」といえる。
是非、毎日「練習」と思いながら習得してほしい。
あわせて耳掛けについて知っておけば言うことなしだ。→髪が伸びて「広がってきた時」の対処法
まとめ
「何がいいのか」「どうしたらいいのか」は人によって異なる。
僕の中で髪型は「一緒に作り上げていく」ことを大事にしている。
くせを活かしていくうえで、
- ロングでない自分に慣れてもらう
- スタイリング剤に慣れてもらう
外せない重要なポイントなので、まずは段階を踏んでいくことを先決した。
一度短くしてみると「もうちょっと切ってみようかな」って気持ちが出てくる。
H様にもそうなってほしい。
後日、、「早くも次はもう少し短くしたいと思っている」とラインをいただいたw
次はショートにしてみましょう^ ^
とりあえず、それまでに「スタイリング剤のつけ方」だけ慣れておいてください。
これからどのような髪型になっていくのか、僕自身も楽しみである。
また次回も楽しみにお待ちしております。
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