2020年流行りの髪型について

髪型について

今回は、流行りの簡単な話から裏側までお話していこうと思う。

最近、内容の濃い記事ばかりにで、さすがにうっとしいだろうと薄々感じている。

要点だけ知りたい人は「今っぽさのポイントの結論」と「コンパクトショート・ナチュラルショートの写真」だけみてもらえばOK。

濃い内容でもいいよって人は、全て通してご覧くださいw

髪型の流行りは、その年だけ見てても大きな変化に気づきにくいのが、10年くらい遡ってみると大きく変化していることに気がつく。

2000年代の主流は、レイヤーが入った髪型であった。

つまり、段を入れた軽めの髪型である。

2010年代の流れとして「重ためor重軽(重たくみえるけど軽い)」「巻き髪」が主流だったといえる。

それはショートヘアでも同じことがいえ、重ためボブだけどアイロンで動きをつける「重たいけど動きをつけて軽くみせる」ショートスタイルが多かった。

そして、最近では→「軽め」に変わってきた。

なのだが、「軽さの出し方」が今までの流れと違っている

ここのポイントさえ押さえておけば「今っぽい髪型」になる。

その辺りを解説していこうと思う。

今っぽさのポイント

結論からいうと→『①ウエイトポイント(段)は低めで、②軽い(量はしっかりとる)③質感はウエット』

これは、共通している今っぽさのポイントである。

「コンパクトショート」「ナチュラルショート」が人気といったが、「美容業界」と「リアル」で多少の違いがある。

  1. 美容業界→「レイヤー(ウエイト低め)」「動きで軽くみせる」「ウエットな質感(濡れ髪)」
  2. リアル→「ウエイト低め」「量感で軽くみせる」「ウエットな質感(濡れ髪)

例えば、、

美容業界では、「ウルフ」「エアリー」を流行として打ち出している。

業界→「ウエイト低め」「細かい巻き(パーマ)で軽さ」を出している。

リアル→「ウエイト低め」「量感で軽さ」を出している。

ここからいえるのは、業界は「動き」で軽さを。

一方、リアル(現実)では、「量感」で軽さを演出していることがわかる。

言い換えると「派手」か「自然」かともいえる。

共通しているところは、ウエイト低い」「軽い」である。

とはいえ、現実では「ウルフ」より「コンパクトショート・ナチュラルショート」が人気だ。

コンパクトショート・ナチュラルショート

コンパクトショート・ナチュラルショート髪型とは

こんな感じだ。

やはりポイントは「ウエイト低め」「軽い」である。

写真からもみてわかるようにコンパクトにまとまっている

また、ナチュラルショートというだけあって、自然体な(アイロンでしっかり巻いたりしない)仕上がりである

ここまでが「今っぽさ」「流行り」についての解説である。

これからは、更に踏み込んだ話になるので興味のある方のみご覧ください。

今の美容業界で感じていること

どんなに美容業界で足並み揃えてお洒落を打ち出しても、昔のようにガラりと変わることはないみたいだ。

スマホが当たり前の以前では、「ヘアカタ(ヘア雑誌)」「業界紙」がほぼ全てであった。

一般の人たちは雑誌」「テレビ」がほぼ全てであり、美容室で「ヘアカタ」もしくは「美容師」から情報を得るくらいだった。

しかし、SNSの普及で「雑誌」「ヘアカタ」「テレビ」なんかよりも「早く・多くの情報」を手に入れれるようになった。

なにより、1番の変化は「一部の人間が発信していた時代」から「国民全てが発信者」になったことだ。

ここはかなり重要なところだ。

いい意味でも。。

悪い意味でも。。

インスタ(SNS)の世界

いい意味

  1. 「リアルを感じとれやすい」
  2. 「多様化した」

がそれにあたる。

つまり、「誰でも手軽に自分の好きな髪型を発見できる」ってところ。

なぜなら、発信者が増えたことで、情報量そのものが増えたからである。

と同時に、トレンド関係なくどんな髪型も受け入れられるようになった。

悪い意味

  1. 本物、ホントのお洒落がわかりづらくなった
  2. 多様化したが「意味のない髪型」が増えた

これには、ちゃんと理由がある。

今では、美容業界で最高峰とされたホントに実力がある人たちが発信していた。

もしくは、技術はもちろん、「業界紙など擦り切れるほどみて努力していた人」「コンテスト・リアル店舗で結果を出した人」が選ばれ、発信していることが多かった。

しかし、現在では「実力」「結果」共になくても、、「感度が低く」ても、、誰でも発信できるようになった。

無秩序にばらまかれた状態といってもいい。

そもそも、ホンモノは一握りしかいないのだから、9割近くはそれ以外と容易に想像がつく。

そうなると「ホンモノをみつけるのも大変」になる。

そして「意味の持たない髪型」で埋め尽くさていく。

空疎なものだ。。

例えるなら「空腹を満たすだけの食事に似ている。

それは「栄養」「美味しさ」「見た目美しさ」「香りを楽しむ」などなくてもお腹が膨れればいいといっているも同然。

それはあまりいい状態とは思えない。。

せめて、どれだけ実力がなくても、、どれだけ結果を出してなくても、、どれだけ感性が低くても、、

美容師が発信する以上「髪型に意味を持たせて欲しい」と思っている。

意味を持たないとは、「なぜこの髪型がいいのか」「なぜ今なのか」「なぜこの髪型をお客様に選んだのか」を美容師が理解していない状態のこと。

すなわちそれは、自分の仕事(美容)はもちろん、「お客様を軽率に扱う」ってことだ。

「流行りだから」「人気だから」では不十分だと思う。

「なぜ流行っているのか」「なぜ人気なのか」を理解した上で、お客様の現状と結び付けなければ、、結局、お客様にとって「意味を持たない髪型」になってしまう。

これは、ものすごい重要なことであると同時に、これからの課題でもあると思っている。

まとめ

時代は「軽め」のデザインになってきた。

しかし、ひと昔前の「軽いデザイン」とは少し違いがある。

トレンドは「ウエイトが低め」「量感で軽さをだすor動きで軽さを表現する」「質感→ウエット、エアリー」である。

リアルでは「ウエイト低め・量で軽さをだす」が人気のようである。

美容業界の髪型の現状では「意味を持たない髪型」が増えてきた。

理由はSNSの普及でほぼ全ての人が発信者になったから。

僕自身、発信者である以上せめて「髪型に意味を持たせたい」と思っている。

「流行り」も「人気」も使いこなせていなければ「空っぽな髪型」と同じだ。

「誰のための髪型」なのかを考えちゃんと意味のある髪型を提案できる美容師でありたいと思っている。

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