くせを活かすまでのA様の軌跡①

くせ毛カット

最近、地下鉄に乗ると3回に1回は「Suicaが反応せず」公共の場で辱めを受けているUIH尾崎です。

「焦ってないですよ」って顔をする自分がダサいw #どんな顔したらいいの?

それでは、、

軌跡シリーズ(A様編)

今回も「完成」ではなく、「未完成から完成」へ向かうまでの「過程」を皆さんと共有していこうと思います。

軌跡シリーズは、「ぼんやり決まった地図」を作り「未完成」から「完成」へ向かっていく物語です。

初めてみる人のため、概要をざっくり伝えると、美容室をはじめ、「エステ」や「ネイル」その他「ドラマ」や「映画」など、世の中にあるあらゆるものが「完成形」を発信しています。

Before・afterや広告など、、出来上がったもがそれにあたります。

今やろうとしていることは、「過程も伝えること」で「コレからどうやって向かっていくのか」「未完成なので次回に続く」といった感じです。

だから実際に発信している僕ですら着地を操作できないのです。

なぜなら、既に完結しているモノを記事にしているのではなく、「現在進行形を伝えている」ため、予測通りにいかない可能性が高い(変数が多い)からです。

変数とは、、「お客様の意見を尊重する」も含まれます。

例えば、、僕がやっている「くせ毛を活かすまでの軌跡」であるなら。

「くせを活かす」が目標ですが、あくまでも(仮)目標になります。

  • やっぱり縮毛矯正したい
  • 前髪だけ縮毛矯正したい
  • パーマかけたい
  • オサキ嫌い(美容室変えよ)

など、、状況は変わる可能性も大いにあるのです。

「作り込まれたモノ」「シナリオ通りのモノ」「完成形」など、他の美容師と同じことを発信するのに飽きたってのも正直あります。

しかし、「くせ毛を活かしていきたいと思っている方」「興味をもっている方」に寄り添って考えてみると、完成はもちろんですが、、「完成の前段階」も知りたいと思うのです。

そうするには「過程(途中段階)」を発信する必要があります。

ただ、、発信する側(オサキ)にとって着地が読めないってのは恐怖でもあるんです。

例えば、、仮に「A様が来なくなりました」となったら、「尾崎が嫌われました」ってオチになりますw

スマートな美容師なら、こんなダサいこと全国に発信しませんw

しかし、Suicaが反応しない尾崎は、ちゃんと最後まで伝えようと思ってます。 #スマートでありたい

そんな感じで「ありのままの事実を伝えていく企画」が今回の軌跡シリーズになります。

A様と一緒にくせを活かすステキな髪型を目指していきます^ ^

それでは、早速今回の仕上がりからみてもらいましょう。

くせを活かす途中段階の仕上がり

after

くせを活かすには「縮毛矯正の部分を全て無くす必要がある」ので、縮毛矯正をやめて3ヶ月のA様は、くせ毛にしていく段階からスタートします。

コレはくせ毛を活かす上で必須条件になります。

なぜなら、矯正毛が残っいると「活かすどころか、髪型として成立すらしない」からです。

それだけ、「うねり」と「直線」は対極な関係で馴染まないのです。

お札でいえば、、
「四つ折りになった束」に「ピン札」くらい。

色でいえば、、
白で統一された空間に「違う色」くらい。

くせ毛同士が馴染めば馴染むほど、矯正部分は反発する。

ということで、矯正部分を無くす必要があり、全てくせ毛の状態にする必要があるのです。

全てくせ毛にするにはおよそ1年近く必要になるでしょう。

そして、当然くせ毛の比率が上がるほど、矯正部分は反発するので扱いづらくなります。

その時に、髪を結んで乗り越えていく必要があり、結べる長さにする必要があるのです。

A様が数ある美容師の中から僕を選んでくれたからには、これから全力でサポートしていきたいと思っています。

A様がUIHを選んでくれたキッカケ

A様は初めてご来店いただいたお客様です。

  • 前髪矯正は続けて、他は縮毛矯正をやめていきたい
  • 縮毛矯正での髪のダメージが気になっている
  • 脱縮毛矯正した時、どんな髪型にすべきかわからない

そんな悩みをもっていた所、僕のブログをみつけてくれたという経緯になります。

今後、前髪ストレートでくせを活かしていくのであれば、「どのような髪型がいいのか」また「それまでどんな髪型にしたらいいのか」相談も兼ねてご連絡いただきました。

なので今回のメニューは「前髪矯正+カット」のご予約でした。

しかし、カウンセリングで「お悩み」や「今後の方向性」などを一緒に見聞した結果、、前髪矯正をしなくてもいいかもとなりました。

とりあえず、Beforeをみながら「悩み」「方向性」「カウンセリングの要点」をお伝えしていきます。

お悩み、カウンセリングの要点

Before

現段階では縮毛矯正をやめて3ヶ月しか経ってないので、まだまとまっています。

【今】縮毛矯正毛の比率が高い→くせ毛の比率が低い

【今後】縮毛矯正の比率が下がる→くせの比率が上がる

今後は、くせの比率が上がると徐々にまとまりが悪くなります。

それでは、今回のカウンセリングの要点をお伝えしていきますが、ここは「お悩み」も含まれてくるので順を追っていきます。

  1. 縮毛矯正をやめて3ヶ月
  2. 前髪は縮毛矯正をかけて、他はくせを活かしていきたい
  3. 髪を結んだ時に「ほわほわした毛」が出てくる
  4. ダメージが気になる

ざっくり、今回の重要なポイントを挙げてみました。

くせ毛を伸ばすのは別として、他の3つはもしかしたら「簡単に解決できるのでは?」と思ったので次の解決策を提案してみました。

ホントはA様自身は「前髪矯正もやめたい」と思っているのですが、一線目のくせが強くて思い通りにならないのが1番の悩みでした。

解決策前髪

一線目の強いくせを短く切っちゃって「うぶげ風」にしてしまえばいい。

つまり、矯正で伸ばすのではなく、無くしてしまおうってことです。

そこを切っても他の前髪が乗っかってくるので、見た目に全く影響が出ないからです。

そして、ダメージも縮毛矯正によるものだったので、必然的にダメージを心配する必要がなくなる。

解決策ほわほわ毛

髪を結べば誰でも少なからず「ほわほわした毛」は出てくるので、スタイリング剤でカバーする。

もちろん、髪質によってなかなか収まらないって人もいると思う。

そんな時に活躍するスタイリング剤が「マトメージュ」です。

薬局など市販で売られているスタイリング剤なんですが、これとても優秀なんです。

このスタイリング剤で「ほわほわしている部分」を撫でるだけで、大体収まります。

実際にA様に試してみた所、簡単にほわほわを解決することができました^ ^

ということで、とても悩んでいたはずの「前髪」「ダメージ」「ほわほわ」の3つがこれだけで解決されました。

とはいえ、途中で「やっぱり縮毛矯正かけたい」となるかもしれません。

くせを活かす為のこれからの方向性

先ほどもお伝えしましたが、「くせを活かす」為には、「全てくせ毛の状態」にしなければならないので、これから1年近くは「くせ毛にする期間」となります。

注意点も同じで、「うねり」と「直線」は相性が悪く馴染みません

だから、「髪を結ぶ」「ヘアアレンジをする」で乗り越えることになります。

今は縮毛矯正の比率が高いのでまとまっていますが、今後くせの比率が上がれば当然反発し始めるので、まとまらない時期に突入します。

さて、「くせ毛にする期間」のお話をしてきましたが、今からは「くせ毛を活かした時」のお話をしていきます。

ここで重要になってくるのが「好き」「嫌い」「似合う」の把握共有になります。

何を把握、共有するのかというと→「女性像(雰囲気、イメージ)」です。

髪型ではない」というのがポイントです。

なぜなら、「髪型がその人に似合わせるのではなく」、「元々もっている雰囲気が髪型を似合わせる」からです。

僕の考え方は一般的な美容師さんと逆になります。

つまり、髪型から入るのではなく、女性像から(その人の雰囲気イメージで髪型を決める」考えです。

こんな雰囲気好きなんだ」+「その雰囲気もってるよね」=「じゃこんな髪型はどう?ってこと

その為に「好き」「嫌い」の把握を一緒に共有して、「似合う」を診断しているのです。

ちなみに、「似合う」と「好き」が一致しないこともあるので、「嫌い」を把握することも重要な要素になる。

例えば、、似合う髪型にしました

しかし、似合っているけど、お客様自身は「その雰囲気嫌い」となることがある。

この場合、お互い不幸だと思うんです。

これを避ける為に「嫌いなイメージ知り」それを避けて「似合うイメージ」をマッチングさせる。

つまり、「好き」「嫌い」「似合う」はお客様に寄り添おうと考えた僕なりのベストな考え方なんです。

しかも、わかりやすくシンプルで無駄を削ぎ落とした診断方法だと思っています。

それで今回のカウンセリングでは「可愛い方向」というざっくりな、でも確かな地図ができました。

もちろん、まだ一年近くかかるので、その間にA様の気分も変わるかもしれませんし、活かすこと自体やめてしまう可能性も十分あります。

でも、事細かく決めるより、「なんとなく見えるゴール」に向かっていた方がストレスもなく気が楽だと思います。

これはA様のことを考えれば絶対そうだと思います。

例えば、、「一年後はこの髪型で活かしましょう」「その為にこうして、こうして、、」と完璧に決めてしまった場合。

やっぱ、縮毛矯正したいと思った時、僕に言いづらいと思うんです。

決めるのも、選ぶ権利もA様にあるのに、ガチガチに決めた結果、進路変更できずにストレスになるのは違うと思うのです。

信頼関係って、「やっぱやめる」が言える関係だと思っているので、そこは大事にしていきたいです。

余白を設計することは、A様の為になります。

だから、決して適当って訳ではないんです^ ^

それでは、途中経過のBefore・afterをもう一度みてみましょう。

今回使ったスタイリング剤

スタイリング剤

  • moii(モイ)
  • マトメージュ(ほわほわ毛に)

まとめ

軌跡シリーズは、「ぼんやり決まった地図」を作り「未完成」から「完成」へ向かっていく物語です。

目的は、A様との共同作業の「途中経過も含め」知ってもらうことです。

今までの記事は「完成したモノ」を皆様にみていただいていましたが、ここでは全てを、、もっといえば、「途中の過程を1番の見所としています^ ^

今後、どのように着地するかは僕にもわかりませんが温かく見守ってください。

P.S.
A様へ、、一緒にステキな髪型にしていきましょう^ ^

以上「くせを活かすまでのA様の軌跡①」でした(^^)/

11/17追記→A様のくせ毛を活かすまでの軌跡②

信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じている。

その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしている。

これはとても大事だと強く思っている。

なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だから。

お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がる。

その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になる。

コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。

僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。

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くせを手なずけるショートカットが得意美容師 尾崎良太

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