H様のくせを活かすまでの奇跡③〜完結編
こんにちは!
最近、頑張ってる人の「姿」や「話」を聞くたび、目が潤いだすUIHオサキですw #涙腺ぶっ壊れたぞ #お年寄り扱いすなw
それでは、、
ついにH様の奇跡シリーズも完結編となりました。
過去の記事はこちらから↓
実は4回ご来店いただいていたので、本来は全4シリーズになるはずだったんですが写真を撮り忘れてしまい、1つ飛ばして今回の軌跡③を完結編とさせていただきます。
なので、4回目のご来店を軌跡③(完結編)とさせていただいております。
プロローグ〜ふりかえり
縮毛矯正をやめてくせ毛を活かすまでを追跡していく企画です。
まず、くせを活かす為には、3つの必要なことがありましたね。
- 全てくせ毛の状態にする(縮毛矯正毛を無くす)
- ショートヘアにする
- スタイリング剤を使う
その中で1の「全てくせ毛の状態にする」は、縮毛矯正をしていると全てくせ毛の状態になるまで「1年〜1年半くらい」必要になります。
その期間で出たきた「疑問」や「発見」を記事にしたものです。
つまり、未完成をみてもらい、完成へと向かっていく企画です。
どのコンテンツも完成したものだけを発信している為、世の中には出来上がったもので溢れかえっています。
そこで、未完成を記事にしてしまう「変な美容師がいてもいいんじゃないか」と思い、、ちょうどコミックのように一巻二巻と続く形でくせ毛を活かすまでの変化を皆様にみていただこうと始めました。
実際にこれをやってみて、皆様が感じている「疑問」や僕自信が「なるほど」と思う「発見」が出てきたので振り返りついでにまとめてみます。
発見
- この期間は究極に髪が扱いづらく為、結んで過ごすことが多くなる。
- どうせ結んで過ごすなら、結べるギリギリの長さにしたほうがいい。
- ヘアアレンジができれば、この期間でも髪型を楽しむことができる。
この期間は髪が長かろうが短かろうが扱いづらい為、結んで過ごすことが増える、、というか、ほぼ結んで過ごしているのだとかf^_^;
であれば、結べるギリギリの長さで髪を切って毛量もグッと減らす方がいい。
なぜなら、髪を「長く」「重く」しても広がり扱いづらいのだから、わざわざ普段の「シャンプー」や「ドライ」に時間がかかる「ロング」「重ため」にする必要がないということです。
そして、結んで過ごすのならば、結んで可愛く見せられるヘアアレンジができた方が髪型を楽しむことができる。
簡単なアレンジでいいのでできて損はないです。
もし、どうしても難しいって方は「可愛いヘアアクセサリー」やお気に入りのものをつけるだけでも十分に楽しめると思います(^^)
続いて「よくある疑問」について。。
よくある疑問
- この期間にいい髪型はありますか?
- 普段はどうしたらいいですか?
- どれくらいで全てくせ毛になりますか?
- 誰でもくせを活かすことができますか?(強いくせでも)
- ショートヘアが似合わないのですがどうしたらいいですか?
「いい髪型」「普段どうしたら…」「期間」については上記で説明したので割愛させていただきます。
「誰でもくせを活かすことができますか」についてですが、、
結論からいうと「誰でもできます!」もちろん、くせ毛の方限定ですよw
実際に「自分より強いくせ毛をみたことがない」という方々のくせ毛を活かしてきました。
ただ、注意すべき点が1つあります。
それは自身が「くせ毛が許せるのか」です。
本来はくせ毛が嫌だから縮毛矯正をしていたと思いますが「くせを活かす」ということは「くせ毛に戻る」ということなので「くせ毛が許せない」と思うのであればやめた方がいいです。
もう一度しっかり考えてみてください。
ショートヘアが似合わないと思っている方
こういったお悩みを持つ方のお話を聞いてみると「過去にショートにしたことがあり似合わなかった」とのこと。。
これも結論からいうと「ショートが似合わないのではなく、似合うショートではなかった」というだけ。
誰でも「似合うショートは存在する」のです。
「髪型」と「髪色」の組み合わせで、必ず似合うショートにすることができます。
例えば、、
似合っていた服でも「サイズ」や「色」が違えば似合わなくなった、、なんて経験はあるはずです。
つまり、同じ形(服)でも、色が違えば似合わないなんてことが起こるのです。
これは「髪型(ショート)」「カラー」でも同じことがいえます
つまり「ショートヘアが似合わないのではなく、似合うショートヘアではなかった」と結論づけられます。
はい、それでは今回のH様のくせ毛を活かしたBefore・afterをみていただきましょう。
くせ毛を活かしたショートヘア
Before
after
H様の「ご要望」「髪質」は以下の通りです。
ご要望
- こうしたいって髪型は特にないけど、可愛いよりかっこいいがいい
- 長さはどれくらいでもいい
- くせを活かしたい
- ボリュームが出過ぎない程度にまとまってたい
- カラーはしたくない
髪質
- 強いくせ毛
- 太くて硬い髪質
- ボリュームがものすごく出る
- 馴染みにくい髪の比率が高い
ということで、今回の髪型にしてみました。
もちろん、完成編といっていますが、本当の完成ではなく「くせを活かすショートにする」という意味で完成編とさせていただいております。
ここから過ごしていただき、出てきた悩みやご要望などを聞きながら微調整をしていきます。
とはいえ、H様に似合う(好きなイメージ)で、かなり扱いやすい髪型になっているかと思います。
髪型としては「ハンサムショート」なので、可愛いというより「かっこいい髪型」になっています。
その中でコンパクトに収まっているのは、くせ毛カットの特徴でもあります。
くせ毛カットでは大枠で2種類のカット方法があります。
- まとまりやすくするカット
- 無理矢理馴染ませるカット
どの方法でカットしていくかは「髪質」によって変わります。
馴染みにくいくせ毛の比率が比較的に低い場合は、1のカット技法を使ってまとまりやすくします。
しかし、H様みたいに馴染みにくい比率が高い場合は、無理矢理馴染ませるカット技法を使ってコンパクトにボリュームを抑えていきます。
くせ毛でボリュームが出てしまうは「馴染みにくい髪の重なり」で起こるので、その髪を無くしながらカットしてあげれば比較的ボリュームを抑えることができます。
しかし、ほとんどの髪が馴染みにくい同士であれば、髪が無くなってしまうので、無理矢理馴染ませる方法をとります。
くせ毛カットでその土台を作ってしまえば、あとは「手ぐし」または「コーム(くし)」で髪をとかせばとかすほど、髪同士が馴染んでいきます。
無理矢理馴染ませるというのは、つまり、「髪同士を絡め合わせる」ということです。
絡める為に必要なことが「手ぐし」「コーミング」になるのです。
これをマジックテープ理論と呼んでいますが、マジックテープは絡めることでくっつきますが、これが髪になると「絡めることでボリュームを抑える」になるのです。
そこに「スタイリング剤」を使うことで更に「まとまりやすく」「ツヤ感」も出すことができるのでスタイリング剤は必須になってきます。
それでは、H様のこれからのお話をざっとお伝えしていきます。
これから
全然難しいことではないのですが、習得していただくことがあります。
それが、、
- スタイリング剤の馴染ませ
- 自分でボリュームコントロール
- ドライヤーの仕方
文字にすると難しそうに感じますが簡単なことです。
「スタイリング剤の馴染ませ」と「ボリュームコントロール」については以前記事にしているのでそちらをご覧ください↓
スタイリング剤の馴染ませは、これが基礎になるので「とにかく慣れてもらう」しかないです。
ボリュームコントロールは「耳掛け」で自由自在にコントロールできます。
ドライヤーについて
ドライは、シャンプー後や髪を濡らした時の話ですよw
とにかくドライヤーの風は「上から当てる」です。
①初めは根本を乾かす。
この時、分け目つけず「髪を色んな方向に振りながら乾かす」
風は上から当てながら、もう片方の手は「左右に振りながら髪を大きく動かす」
②毛先を乾かす(根本が乾いてきたら)
この段階で「いつもの分け目にする。」
一度「手ぐし」または「くし」を使って整えながら乾かしていく。
風をあてながら整えが難しい人は「整えてから」風を当てて乾かしていけばいいです。
と、、こんな所でしょうか。。
もし、わからないことがあればいつでもご連絡ください。
施術中でなければ返事させていただきます。
まとめ
今回の記事でH様の軌跡シリーズは完結となりました。
H様のくせを活かしたショートは「ハンサムショート」になりました。
そして、ボリュームをコンパクトに収める為に「無理矢理馴染ませるカット」を使わせていただきました。
もちろん、これで完成というわけでなく、よりよい髪型にしていけるようこれからも一緒に髪型を作り上げていきましょう(^^)
とりあえず、とても似合う髪型になったと思います。
そして、軌跡シリーズを始めたことによって新たな「発見」がありました。
縮毛矯正をやめて髪を伸ばす期間は「ギリギリ結べる長さにするのがいい」ってことが最大の発見でしたね。
そして「ヘアアクセサリー」はマストで必要なアイテムでした。
お気に入りのものをみつけておけば、この結んで過ごす期間も楽しめるでしたね。
今までにやったことがない記事(コンテンツ)でしたが無事着地できてよかったです。
今後とも面白そうなことをみつけて記事にしていきますのでよろしくお願いします。
以上「H様のくせ毛を活かす軌跡〜完結編」でした(^^)/
信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じている。
その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしている。
これはとても大事だと強く思っている。
なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だから。
お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がる。
その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になる。
コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。
僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。
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