くせを活かしたネオウルフ版

くせを活かしたネオウルフ
くせを手なずけるカットには「まとめるカット」と「くせを活かすカット」がある。
今回はくせを活かすカットでウルフをご紹介していきます。
ピックアップ内容は「本日2回目のご来店」「髪の特徴」「今っぽいウルフの特徴」「スタイリング剤で欠点を克服」です。
本日2回目のご来店
はい!ご覧いただければわかると思いますが、ロングですね。
元々ブログをみて「くせを活かしたカットをしたい」とのコトでご来店いただきました。
しかし、2回目のご来店でロングの状態ですよね。
これには理由があります。
初めてのご来店時、、「バッサリいきたい!」とご要望をいただいたんですが、、当時、まだ縮毛矯正の部分がかなり残っていて、このままバッサリカットは出来ない状態でした。。
くせ毛カットには条件があります。
それが「全てくせ毛の状態」ってのが条件としていました。
理由は簡単!
縮毛矯正部分が残っていると「とても扱いづらくなる」からです。。
というコトで前回は、ばっさりカットを諦めて「量感調整」だけになりました。
そして、2回目のご来店、、
というコトで、改めてBeforeの状態をみていただきましょう^ ^
Before
あれから着実に髪を伸ばしていただいていたので、かなりロングの状態です。
毎日「シャンプー」や「ドライ」が大変でしたね。
今日からラクになりますので楽しみにしていてください。
その前に髪質を紹介していきます。
髪の特徴
- くせは大きなうねり型
- 表面に馴染みにくい髪が多い
- 全体的に広がるくせ毛
- 多毛
うねり自体は強くは無いのですが、大きなうねりのくせ毛です。
写真だと縮毛矯正の部分があるので、わかりづらいですが、、普通にくせ毛です。
普通にくせ毛って表現が正しいか分かりませんが、、本人にとっては死活問題だったくせ毛なわけです。。
そして、表面が馴染みにくいくせ毛の比率が多い。
くせ毛の方ならわかってもれえると思いますが、、ヒョロヒョロって生えてるアレです。
更に、「全体的に広がりやすい」+「多毛」なので、ちゃんと毛量をとってあげないと、ただただ頭が大きくなってしまう髪質なわけです。。
まぁ〜その辺りを上手く処理できなければ、くせ毛を活かすカットは出来ないし、何よりその辺りは問題ないのですが、、
そんなこんなで、今回は「ウルフ」にしたいとご要望をいただきましたので、くせ毛で「今っぽいウルフ」していきたいと思います。
今年っぽいネオウルフ
ウルフはジワジワとお洒落さんの中で流行りはじめいる髪型です。
そんなウルフなんですが、ひと昔のウルフにならずに「今っぽさ」を出すにはどんな特徴があるのかをご紹介していきます。
- えぐらせ過ぎない
- 襟足をペラペラにしない
- ウエイトは低め
- 全体的にナチュラルなウルフが今年っぽい
こんな所です。
今後は、このベースに細いカールがトレンドになっていくでしょう。
技術的な話をしてもしょうがないので割愛させていただきますが、特徴だけ簡単にお話します。
今っぽさは「ナチュラル」なんですよね。
本来ウルフってハイレイヤー(すごく段を入れる)髪型なんですが、、今風なウルフは大げさにいうと「ボブベース」の変形みたいなイメージです。
うん。。小難しくなりそうなのでやめときますw
要は、「激し過ぎないウルフ」ってことになります。
とはいえ、「エッジを効かせたい」「個性を出したい」って方は「顔周り」を短く切り込めば、お洒落なウルフを表現出来ます。
比較的、お洒落さん(モデル・芸能人・美容師)は攻めたがりが多いので、ナチュラルより、エッジが先行していますが、、
もし、攻めたいよ!って人は顔回りを短くしてみてください。
一般的には「ナチュラルウルフ」が今っぽいデザインになります。
というわけで、今回のくせを活かしたウルフデザインこちらです。
くせにより外ハネになってしまっても大丈夫!!
それもgoodなデザインです。
いい感じで今っぽさを落とし込めていると思います。
そして、思い出して欲しいのですが、、髪質は「表面馴染みにくい」「広がる」だった筈なのに、「そんなように見えないんだけど?」って感じですよね?
もちろん、カットもそうですが、もう1つ絶対に外せないポイントがあります。
スタイリング剤で欠点を克服
スタイリング剤を使うコトでかなり扱いやすくなるって話は今まで散々してきました。
そんな特徴を簡単に振り返って見ましょう。
- スタイリング剤は「質感チェンジ」として使うべし!
- セット力なしでも立派なスタイリング剤です。
なんといっても一番のポイントは「質感チェンジ」
くせ毛には「馴染みやすいくせ毛」と「馴染みにくいくせ毛」があります。
問題は「馴染みにくいくせ毛」ですよね??
その「馴染みにくいくせ毛」をスタイリング剤を使うコトで→「馴染みやすいくせ毛」にチェンジしてあげようってのがこの考え方です。
スタイリング剤には「セット力あり」と「セット力なし」の2種類あります。
質感チェンジの基本は「セット力なし」のモノです。
別の言い方をすれば「トリートメント」ともいえますよね。
まぁ〜これをいうと怒られかもしれませんが、、「くせをまとめるシャンプー・トリートメント」なんてホントは存在しないのです。
だって、効果無いんだから。
いや、、ホント怒られそうなので「効果低い」ってコトにしといてください。
僕はこう言いたい。
- シャンプーは頭皮に優しく、かつ汚れをとるモノ
- トリートメントはメイクでいう下地クリーム(髪を守る)
- スタイリング剤が質感チェンジ
これでよく無い?ってのがホンネです。
まぁ、僕のブログを読んでいただいてる方なら散々この手の話もしてるので知っていただいてると思いますが、、そういうコトですよ。
初めて聞いたって方は、過去の「シャンプーの記事」や「スタイリング剤の記事」を読んでみてください。
長くなってしまうので、ここでは割愛させていただきます。
つまり、「馴染みにくいくせ毛」も「広がり」もスタイリング剤を使うコトでかなりカバーできたってコトです。
「くせ毛の方」「広がりが気になる方」は自分にとって相性のいいスタイリング剤を見つけてください。
これが見つかると日常がかなりラクになりますよ。
まとめ
今回の内容をまとめると、、
くせ毛を活かすカットは「ショート」がベスト。
しかし、ショートにするには「全てくせ毛(ショートにした時の長さ分)」って条件がある。
そして、今回は「今っぽいウルフ」でくせ毛を活かす髪型を作った。
簡単にいえば「ナチュラルウルフ」
さらに、くせ毛の欠点はスタイリング剤で克服すべし!
途中、同業者や業界人に怒られそうな発言がありましたが、皆さんの心に秘めておいて下さい。
以上「くせを活かしたネオウルフ」でした。
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UIHは、くせ毛だからと諦めている方に「もう一つの選択肢を増やす」という信念で行っています。
縮毛矯正一択では選択肢として乏しいと思います。
もう一つの選択肢とは、くせ毛カットです。
くせ毛のままで、「デザイン×再現性」で日本一を目指しています。
そして、信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じています。
その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしています。
なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だからです。
お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がります。
その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になります。
コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。
僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。
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