強いくせ毛を手なずける〜M様のばっさりカット
こんにちは〜
エマールのCM(ナオミさんの)で「コレも」「コレも」「コレも」の時の小さな女の子が決めポーズしている姿に「可愛いと」思わず声が出てしまったUIH尾崎です。 #(注意)ロリコンじゃないよ！ #エマールCM YouTubeで見て！
それでは、、
今回ご紹介するM様は長野県からお越しいただいたお客様でUIHには初めてのご来店です。
M様は小学生の時から強いくせ毛でずっと悩んでいたみたいです。
縮毛矯正をしても満足するする仕上がりになることはなかったという。
美容室でくせ毛で悩んでいると打ち明けると、縮毛矯正の提案になるし、くせ毛のままカットしてもらうと、逆に扱いにくくなりその後が大変だったり、、とうとう美容室に行くのも嫌になってしまっていた。
髪型を楽しむどころか、髪について考えるのも、美容室に行くこと自体も嫌になってしまっている事を打ち明けてくれました。
そんな切実な悩みを正直に打ち明けてくれるM様だからこそ、僕も全力でサポートしていきたいと思いました。
そしてM様に僕が「出来ること」や「なってほしいと願うこと」はザックリ次の3つです。
- くせ毛を扱いやすく、お洒落にする
- 日常を楽にする（シャンプー、ドライ）
- 美容室に行くのを楽しみになってもらいたい
もちろん、一度でそうなるかといえば、難しいこともあるかもしれない、、回数を重ねていくことで生まれる信頼関係もあると思うので、コレから一緒に最高の髪型をみつけていきたいと思っています^ ^
そんなM様が悩んでいることは以下のことです。
- 毛量が多い（多毛）
- くせが強い
- 縮毛矯正をしても伸びなかったり満足することがあまりない
- 美容室にいって満足しなことがなく、悩みを助長させてしまう
- 縮毛矯正しか選択肢がなかった
- 縮毛矯正をやめた場合、何をお願いしたらいいのかわからない
- 髪の毛について考えるのも嫌になっている
コレはM様に限らず、くせ毛で悩んでいる多くの方にも当てはまることがあるのではないでしょうか。
特に、縮毛矯正しか選択肢がないと思っていたという声は僕のお客様でもよく聞く声の1つです。
僕自身思うことは「くせ毛さんの選択肢が一択しかないのは不公平だ」と。。
もちろん、皆さんに「くせ毛を活かすべき」というつもりもないが、選択肢が増えることは絶対いいことだと思っています。
僕は「くせ毛さんの味方でありたい」と思っているので「縮毛矯正」も「くせを活かす」も両方素晴らしい選択だと思っています。
そんな中、M様は縮毛矯正を散々やってきて、縮毛矯正に満足することがなかったので、今回「くせを活かす」選択をしたのです。
とりあえず、M様の今回のBefore・afterを見ていただきましょう＾＾
くせ毛を活かすBefore・after
Before
M様は自分よりくせが強くて多毛な人を見たことがないと言っていました。
もちろん、確かにくせは強いし、毛量も多いと思いますが、これまで沢山のくせ毛さんをみてきた僕にとってはM様のくせ毛は「とてもいいくせ毛」だと思いました。
もちろん、本人にとって悩みの種であるし、悩み続けてきたこともわかります。
しかし、これまでにM様のような髪質の方もたくさん見てきたし、そんな方でもくせを活かす挑戦をして髪型を楽しんでいる人がいるのも事実です。
だから、M様には「くせ毛に悩むのではなく」これから「どうやってこのくせを利用しようか」に悩んで欲しいのです。
つまり、「今日はまとまり重視のセットにしようかな」「いや、動きを出してみようかな」「耳掛けアレンジしてみようかな」という悩みにしてもらいたいのです。
もちろん、「もっとココがこうなったら扱いやすくなるんじゃないか」みたいな発見もあるかもしれません。
同じ悩みでも、こっちの悩みの方が圧倒的にポジティブで楽しいと思います＾＾
もちろん、そうなれるように僕も頑張ります。
その第一歩が今回だと思います。
after
かなり軽さもまとまり感もあり「くせ毛を手なずける」ことができたのではないでしょうか。
もちろん、今回で完成ではなく、まだまだ改善できる所はあるかと思います。
僕も人間ですので、一度で完璧にできるほどできた人間ではありません。
M様と積み重ねることで見えてくる問題や解決できることがあります。
これから、よりよくなるように一緒に髪型を作っていきたいと思っているし、まずはその為の第一歩だと思って欲しいです。
まだまだ始まったばかりです＾＾
今回カットが終わり、M様も驚いていたカット後の髪の毛がコチラ＾＾
「たくさん切りました」ってことが言いたいのではなく、「これだけの髪を毎日シャンプーしたりドライしていた」ということです。
逆にいえば「この髪分シャンプー、ドライする必要が無くなった」といえます。
だから確実に日常が楽になったということですね＾＾
それと今回くせを活かすカットをしたので、ある程度まとまりやすくなっているはずなんですが、カットは魔法ではないので「活かすカットのポテンシャルを上げる」為に、M様にも身につけて欲しいスキルがあります。
くせを活かすための注意点
注意点といいますか、、「取得して欲しいこと」と言った方がいいのかもしれません。
それが次の2つになります。
- ドライ（髪の乾かし方）
- スタイリング剤の馴染ませ
髪の乾かし方というと、難しいように感じるかもしれませんが、身につけて欲しい一番大事なことは「ドライヤーの風を常に上から当てる」ってことのみです。
詳しくお伝えすると、、
乾かす順序は
- 根元を乾かす
- 毛先を乾かす
の順番になるのですが、、
１の根元を乾かす時はそこまで意識しなくてもいいです。
ただし、２の毛先を乾かす段階に入ったら常に上から風を当てることを徹底して欲しいです。
コレだけで仕上がり（広がり・ツヤ感）がかなり変わってきます。
少し手が疲れるかもしれませんが頑張ってみてください。
続いてスタイリング剤について
スタイリング剤
スタイリング剤の基本は馴染ませにあります。
つまり、スタイリング剤をちゃんとつけることができれば、スタイリングは「ほぼ完成」と言ってもいいです。
そして、スタイリング剤によって馴染ませの難易度が上がります。
まず、馴染ませが簡単なスタイリング剤は「セット力なし」のスタイリング剤です。
続いて「セット力あり」のスタイリング剤になるのですが、「セット力が高くなるにつれ難しくなる」という特徴があります。
うねりを利用したいというご要望があったので、今回オススメしたスタイリング剤は「ナカノ２」でした。
セット力は弱いのですが、セット力が「ある」ので「なし」のスタイリング剤と比べると若干難易度が上がります。
初めてのスタイリング剤を使うM様にとっては少し難しく感じるかもしれません。
ホントはセット力「なし」と「あり」の両方をオススメしておけば良かったのですが、２番くらいなら大丈夫だと判断しました、、が、、その後どうでしょうか？
もし、難しいと思っているようでしたら、1つ提案があります。
２番をつける前に「流さないトリートメント」もしくは「オイル系のスタイリング剤」を髪全体につけてから「２番をつける」ようにしてみてください。
単品で使うより馴染ませが簡単になると思います。
なんにせよ、スタイリング剤の「馴染ませ」はくせ毛を活かす為の「必須スキル」になるので、今後の為と思って是非取得してほしいです。
一度身につけてしまえば容易になるし、一生使えるスキルになるので是非マスターしてください。
どうしても難しいのであれば、「セット力なしのスタイリング剤」を次回にご紹介いたします。
スタイリング剤はセット力「あり」と「なし」両方持っていて損はないので、もし必要であれば教えてください。
まとめ
M様はくせ毛で長い間悩まれていました。
そんなM様にまず、僕が「出来ること」そして「なってほしいと願うこと」は3つです。
- くせ毛を扱いやすく、お洒落にする
- 日常を楽にする（シャンプー、ドライ）
- 美容室に行くのを楽しみになってもらいたい
更に欲をいえば、回数を重ね「カラーをしてみたり」「よりフィットする髪型をみつけたり」「M様が挑戦してみたい髪型が見つかったり」など、お洒落をする喜びを見出してもらいたい。
そして、一緒に喜びを共有していきたいと思っています。
何度も言いますが、これが完成ではなく、その為の一歩が今回だと思っています。
しかし、この一歩がM様にとってとてつもなく大きな一歩であり、とても勇気がいる行動であったと感じています。
なぜなら、髪のことを考えるのが嫌で、美容室に行くこと自体が嫌になっていたのだから。
そんなM様が行動を起こしたということは、とても凄いことで、その勇気のある行動はとても尊いと思います。
だからこそ、僕も全力でサポートしていきたいし、もっともっとM様に満足していただけるよう努力していきたいと思いました。
以上「強いくせ毛を手なずける〜M様のばっさりカット」でした(^^)/
P.S.
僕自身、至らない所も沢山あるかと思いますが末長くご縁があれば幸いです。M様にとって頼りになる美容師であるよう精進し続けます。
信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じている。
その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしている。
これはとても大事だと強く思っている。
なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だから。
お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がる。
その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になる。
コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。
僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。
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