ばっさりクリアショートにイメチェン

ショートヘア

矯正歯科で「歯にゴム掛けのボタンと歯茎からネジ差し込みますね」といわれ、ネジは聞き間違えだと思い、軽快に「はいお願いします!」と言ったんですが、頭の中はネジでいっぱいになっていたUIH尾崎です。

さすがにネジは「コーヒーにミルク入れますね」くらいの軽さで言われないはずだと自分に言い聞かせていたんですが、ちゃんとネジが入りましたw

それでは、、

今回は、ロングから「透明感あるキレイめショート」にチェンジしたS様の記事です。

ショートのデザインと言っても種類はたくさんあり、組み合わせ次第では幾通りの雰囲気を作り出すことができます。

今回はクリアショートと名付けているが、ネーミングは美容師さんによって様々です。

ポイントは「透明感」「清潔感」が今回の髪型(ポイント)になります。

S様は伸ばしてショートにしてを繰り返しているお客様で何度がブログでも登場していますw

いつもショートにする時は「ボブ」にしていましたが、今回はグッと軽さを出したショートにしてみました。

とりあえず、Before・afterをみてもらいましょう。

Before・after

Before

ロングのデザインはローレイヤーの定番ロングです。

「弱いくせ毛」なんですが、どちらかというと「広がりやすい髪質」なので普段は結んでることが多いみたい。

S様は元々ショートが好きみたいで、ここ最近はずっとショートにしたいと思っていたとのこと。

とりあえず、結婚式の為、伸ばしていたのですがコロナの影響で当面式ができないらしくショートに踏み切ったみたいです。。

after

ショートにすること自体、スッキリするので清潔感が出るのですが「透明感」をプラスすることで、より一層、清潔感のあるショートになりました。

クリアショートいうからには「爽やかな清潔感」はもちろんのこと、そこに女性らしい丸み(やさしさ)を加えることで、誰からも好感を持たれる「万人受けするショート」にしてみました。

S様にとって意味のある髪型にする必要がある

髪型に意味を持たせることは大事なことですが、それ以上に「お客様」つまり、S様にとって意味のある髪型にすることの方が重要です。

今人気の髪型だけでは不十分ということです。

今回工夫したポイントは以下の通り。

  • 今っぽさを入れる
  • S様に似合うショートにする
  • 小顔・小頭にする
  • 絶壁気味の頭の形をキレイにみせる

つまり、「今っぽさ」を入れ、「フィット感」「修正」「S様の黄金バランス」にするってこと。

トレンド(今っぽさ)を否定する人は多いですが、同じショートでも「今っぽいショート」と「ひと昔前のショート」どっちがいいでしょうか?

お客様の中には「トレンドなんて興味ない」という人もいます。

美容師でもトレンド(流行り・人気)に対して否定派も人もいます。

しかし、コレは大きな間違いです。

確かにお客様がトレンドを把握し続けることは大変です。

お客様ならまだしも、美容師がコレを本気で思っているなら職務怠慢だと僕は思います。

なぜなら、担当美容師がトレンドを掴めていなければ、この先ずっと古い髪型を量産し続けることになります。

コレでは、お客様が可哀想です。

なにも今っぽい最前線の髪型にしろと言っている訳ではありません。

ほんの少しのエッセンスでも、その髪型に入れてあげられたのなら、そのお客様は「どこか今っぽいショート」になるのです。

たとえ「いつもと同じで」と言われても、担当美容師がほんの少しのエッセンスを入れてあげればいいのです。

もっといえば、「提案」してあげればいいのです。

もちろん、決定権はお客様にあり、お客様は好きに選ぶことができます。

新たな選択肢、それも「その人だけの・その人の為の」選択肢が増えて怒る人はいません。

だったら、僕はお客様のことを「考え続けたい」し、「キレイにし続けたい」ので、その為にトレンドが必要なら「否定する」より「肯定して」提案し続けたいと思っています。

だから、美容師がトレンドを否定してはいけません。

ホントは絶壁補正についても書こうと思っていたんですが、長くなってしまうので今回はやめておきます。

いや、、ざっくりお伝えします。

絶壁対策〜骨格をキレイにみせる

たぶん、、多くの美容師さんと「ここの考え方は違う」かと思います。

普通ふんわりさせたい場合、多くの美容師さんは「レイヤーを入れる」と思います。

でも、僕はそうしません。。

理由は、お客様が家でふんわりさせるには技術が必要だから。

つまり、「再現性が低い」のです。

その上、ウエイトポイントは高くなり、マダム感というか、デザインの幅が狭まるので僕はそうしません。

だから、自然に下ろした状態で形がキレイに見えるようにデザインしてしまいます。

ここは小難しい技術的な話なので割愛しますが、、

結論をいうと「何もしなくてキレイな形」をカットで作っておくということです。

ふんわりが目的で「トップだけ段を入れる」ことはほぼありません。

「襟足の絞り」はデザインの幅を広げたいので、ウエイトポイントを上げる「作業的な絞り方(カット方法)」をしません。

ざっくり過ぎますが、、今回はこんな感じで許してくださいw

まとめ

クリアショートとは、「透明感」「清潔感」がポイントのショートヘアです。

清潔感を追求すると「キレイ目な印象に寄り過ぎ」になってしまいますが、そこに丸みのデザインを入れることで、「万人受けするキレイ目ショート」を目指したという訳です。

キレイ目とは、別の言い方をすると「クール」とも言えますが、、今回の髪型はクールに→「やさしさ」が加わったと思ってもらえればいいです。

そもそも、S様がクール過ぎより、「やわらかさ」があった方が似合うので丸みを加えたという訳です。

そして、S様にとって意味のある髪型にする為、「今っぽさ」「フィット感」「修正」「S様のゴールデンバランス」を心掛けて髪型をハックしました。

以上「ばっさりクリアショートにイメチェン」でした(^^)/

信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じている。

その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしている。

これはとても大事だと強く思っている。

なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だから。

お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がる。

その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になる。

コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。

僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。

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