なぜくせ毛や広がりやすい髪で悩んでいる人はショートヘアがオススメなのか
なぜくせ毛や広がりやすい髪で悩んでいる人はショートヘアがオススメなのか
くせ毛で広がりやすい髪質はショートヘアにするのが一番扱いやすくなる。
なぜ扱いやすくなるのかは、くせ毛の特徴を知る必要があり、、
そして、ショートヘアに限らず「髪型」について理解する必要がある。
今回のピックアップ内容は「くせ毛の特徴」「髪型について」である。
ピックアップの前に「くせ毛で広がりやすい髪質をばっさりショートにした」一例を見てみよう☆
ばっさりショートヘアにしてみた
Before
見ての通り「くせ毛で広がりやすい髪質」のお客様である。
本人曰く、今日は落ち着いてるほうとのことだが、写真の雰囲気からも「くせ+広がりやすそう」とわかる。
そんな髪をばっさりカットさせてもらった訳だが、どのように変化したのか見ていただこう( ̄▽ ̄)
after
afterの写真は、「ブラシブロー」「アイロン」を一切していない。
フィンガードライでバァーーっと乾かしてスタイリング剤を軽くつけただけのお手軽セットのみである☆
今回ご要望は、「ショートヘアにしてほしい」「髪型は完全お任せ」とのことであった(*゚▽゚*)
完全お任せカットとはいえ、カウンセリングで押さえる所は押さえておかなければならない。
ポイントは「長さ」「好き・嫌い」「似合う」の把握だ。
この3つは押さえておく必要がある。
- 【長さ】→どこまで切っても大丈夫なのか?(許容範囲)
- 【好き・嫌い】→好きな雰囲気・嫌いな雰囲気(女性像)
- 【似合う】→「自分なら」が大事
この辺りの話はピックアップと被ってくるので順をおって説明しよう☆
くせ毛の特徴
くせ毛は、ショートヘアがベストと言ったのだが、正確には「くせを安定する長さにする」である。
その安定する長さは「くせの種類」「強さ」によって変わってくる。
どの長さかは、人により様々なので「ショートヘア」と言っている。
くせの「強さ」や「種類」は、人により様々だと既に御承知いただいてるはずだ。
だが、意外と「くせ毛の特徴までは」知られていない。
これは、一般の方もそうだが、美容師ですらホントのところは理解していない。
多くの美容室でくせ毛は「重ため」や「切り過ぎない方がいい」と提案されていることから容易に想像がつく。
では、ホントのところのくせ毛の特徴をお話しよう。
ポイントは4つ
- 髪が長くなるほどくせは大きく出る
- くせ毛の中にも「馴染みがいい」「馴染みが悪い」くせ毛が混在している
- くせ毛とスタイリング剤の相性はバツグンにいい
- くせが安定する長さが存在する
この辺りの話は過去のブログでも何度も紹介しているが改めておさらいしていこう(^^)/
①髪が長いほどくせは大きく出る
髪が短いほど「くせの幅は狭くなり」髪が長くなるほど「くせの幅は広く大きくなる」のである。
そして、当たり前のようだが、髪が長くなれば「くせ毛面積」は大きくなる。
それは、髪の長さ=くせ毛の長さになるので当たり前である。
要は、「くせが大きいほど安定しない」である。
そもそも、ただでさえ扱いづらい「くせ毛の面積を増やせば、そりゃ大変だよね」って話だ。
②くせ毛には「馴染みやすい・馴染みにくい」くせ毛が混在している
ここで問題なのは「馴染みにくいくせ毛」である。
つまり、「馴染みにくい比率を下げる」=「扱いやすくなる」って話である。
それには、幾つか方法があり、技術的な話も含まれるので省きますが、、簡単にいえば「切ればいい」のだ。
ここを知らないと「梳かずに重め」の「ロング」って提案になるのだが、ホントは「ちゃんと梳いた方がいい」に決まっているのだ。
もちろん、闇雲に梳けば「スカスカ」「広がる」「扱いづらい」になる。
そこは美容師の力量が試される。
③くせ毛とスタイリング剤の相性はバツグンにいい。
これは、くせを「活かすカット」も「まとめるカット」も一緒である。
スタイリング剤の考え方は2つある。
- セット力がある(ワックスタイプ)
- セット力なし(トリートメントタイプ)
「髪型」や「求めているもの」によって使い分けるのでどっちがいいってことも無いのだが、どれか1つだけと言われればセット力なしのスタイリング剤を持っておくといい。
「ツヤ出し」「広がりを抑える」「ウエット仕上げ」など、、日常での汎用性が高いので持っていて間違いは無いだろう。
そして、スタイリング剤は「馴染みにくいくせ毛」を→「馴染みやすい」に変えてくれる(質感チェンジの役割)もあるので、1つは欲しいとことだ。
くせ毛には安定する長さがある
ざっくりショートヘアと言っているのは、くせ毛の「種類」「強さ」によって安定する長さが変わるからだ。
安定する長さとは、「扱いやすい長さ」のことで、誰でも「扱いづらい」より「扱いやすい方」のがいいに決まっている。
しかし、長さに制限があると第一候補で切れなくなる可能性がある( ̄▽ ̄)
その場合、第二の安定ポイントで長さを決めるので「必ずしも第一候補」で決める必要は無いのだが、「第三候補」までいくと、やはり再現性が下がる。
とはいえ、ショートにすることはマストであり、間違ってもミディアムレングス(肩下くらい)にはしない。
なぜなら、「ミディアムレングス」は、くせ毛じゃなくても、扱いが難しい長さだから、、( ̄▽ ̄;)
もし、くせ毛でこの長さにしたいのであれば縮毛矯正をするといいだろう。
くせ毛でも扱いやすくしたいのであれば「ショートヘア(安定する長さ)」にするのがベストといえる。
「髪型」について
たぶん、、「自分が満足する髪型って何だろう?」が皆さんの最大の悩みではないだろうか。
その「満足する髪型」の正体を説明するには、3つの要素を知る必要がある。
3つの要素とは
- 好きな髪型
- 似合う髪型
- 扱いやすい髪型
この3つの要素をまとめて考えるので迷うのである。
そして、この3つの要素は、あなたのモヤモヤを解消するキッカケになるかもしれない。
①好きな髪型(自己満足型)→自分の理想のイメージを追い求める。
②似合う髪型(評価型)→周りからの好感を追い求める。
③扱いやすい髪型(悩み型)→「扱いやすさ」や「コンプレックスの解消」を追い求める。ある意味自分にフォーカスするって意味では①に分類される
わかりやすくするため、少々極端な説明だがこのようになる。
この要素が全て当てはめるのはなかなか難しい。
なぜかというと、、
- 「自分の好き」と「周りの評価」にズレがある
- 「扱いやすい」と「好き・似合う」にズレがある
- 「似合う」は、「自分だけ」でなく、「客観的要素」が入ってくる
ひとえに、髪型といっても3つの要素が絡み合う為、複雑にさせるのである。
じゃーどうしようも無いのかというと、そうでもない( ̄▽ ̄)
完璧までとは言わないが、全ての要素をいいとこ取りできる可能性はある。
それは、カットだけで髪型を考えないことである。
つまり、「カラー」「縮毛矯正」「パーマ」「スタイリング剤」がそれらに当たる。
例えば、、
髪が硬く柔らかく見せたい
「カラーで柔らかく見える色にする」「ハイライト・ローライトを入れてみる」「スタイリング剤を使って質感を変える」「アイロンで巻いてみる」
くせが嫌の場合
くせ自体が嫌なら「縮毛矯正をする」「毎日アイロンorブローをする」
くせ自体は嫌でないなら「くせを活かせるスタイリング剤を使う」
このように、メニューを限定せず、時間もかけられるのであれば、ある程度叶えられるのである。
そんな中でも、「自分の好き」と「大衆の評価」は一致するとは限らないが、「好き」がハッキリしているなら、個人的には貫いてもらいたい。
髪型について、「自分の好き」「周りからの好感」「悩みの解消」どれが自分にとって重要なのか優先順位を知ることが「満足する髪型の重要なポイント」になるだろう。
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UIH尾崎良太
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