くせ毛を味方につけるM様のくせ毛カット
くせ毛を味方につけるM様のくせ毛カット
くせ毛を味方につけるには、「その人に合わせてカットする」必要がある。
今回の場合、当然M様に合わせてカットをする必要がある。
これで、M様でもくせ毛を扱いやすくさせることができる。
しかし、ここで終わってはいけない。
なぜなら、たとえ扱いやすくなっても「本人にとってその髪型が気に入らなければ意味がない」からだ。
正直、「ここの葛藤をどう解決させるか」が数年前の僕の課題でもあった。
つまり、「扱いやすくするだけ」で髪型自体ダサいのでは「お客様にとってホントにいい選択ではなくなる」からだ。
「扱いやすくなったんだから髪型は諦めてね」では、あまりにも傲慢でそんな美容師になってはいけない。
元々、「くせ毛さんに選択肢を増やしてあげたい」と思った本質は「くせ毛さんの味方でありたい」が根幹にあったからで、それこそが今の僕の存在価値でもある。
それを解決させたのが、「似合わせ診断」である。
似合わせには、いくつか方法があり、僕は大きく分けて2つの考え方から似合わせを考えている。
それが、、
- 「普遍的要素」からの似合わせ
- 「変動的要素」からの似合わせ
簡単に言えば、「元々持っている似合う」と「メイクやファッション(お客様の好き)など、変化するものに合わせて似合わせる」考え方のことだ。
ということで、M様と一緒に髪型を作っていきたいと思う。
くせ毛を活かすことができるのか不安でご来店
くせ毛の大凡の人が思っている疑問でもあると思うのだが、ホントに自分の髪質でも「縮毛矯正をやめてくせを活かすことができるのか」という疑問。
一つだけ言えることは、僕自身「そんな不安を抱えてきた多くの人をカットしてきた」ということだ。
それにより多くの人たちがくせ毛を活かして髪型を楽しんでいるということも伝えておきたい。
M様もその一人だ。
まだ1回目のご来店であったが、その後「髪型すごく気に入ってる。あんなに扱いづらかったくせ毛が嘘のようにまとまっている」と嬉しいお連絡もいただいている。
もちろん、くせ毛を活かしてみて、また縮毛矯正に戻る方もいる。
それは、自分自身がくせ毛、、うねり自体を許せなかったからだ。
どっちが「正しい」や「正解」ではなく、その人にとってどっちが心地いいかが大事なのだ。
つまり、くせ毛を活かそうと思ったら、まず「くせが許せるか・許せないか」を考える必要がある。
もちろん、ずっと縮毛矯正をしてきたワケなので、基本的にくせは許せないはずだが、、そんな中、とりあえず試してみるという選択をとる事は素晴らしいことである。
その結果どっちを続けていくのかは自由である。
元々、僕自身「くせを活かすカット」に辿り着く前は「縮毛矯正」に明け暮れていたし、どっちの良さも理解しているつもりだ。
いろんな「意見」や「口コミ」を調べるのも大事だが、本当の意味で本人に合うかは実際に試した本人にしかわからないということ。
もちろん、どっちの選択をしても全力でサポートするし、お客様の意見を尊重したい。
それでは、実際にM様のBefore・afterを見てもらおう。
Before・after
Before
縮毛矯正をやめて1年くらい伸ばしてきた状態である。
after
どうやって髪型を決めていったの
先ほどもお伝えしたが、「扱いやすいだけ」では意味がなく「本人が気にいる髪型にする」必要がある。
だから、一緒に髪型を決めていった。
ポイントは
- 似合うこと
- 本人が好きなイメージであること
- 扱いやすいこと
の3つである。
それを叶えるため、「好き・嫌い」の選別、診断を一緒にしていった。
続いて、似合う雰囲気を診断。
これで、M様の「好き・嫌いが」わかった。
そして、似合う雰囲気→女性像がわかった。
この2つがわかれば、「好きなイメージ」と「似合うイメージ」をマッチングさせればいい。
もちろん、「好き」と「似合う」が一致しない場合もある。
しかし、「好き」をもっと細かく見ていくと、意外にも自分では上手く伝えられなかった好きがわかることがある。
例えば、これの「どんな所が好き?」「何がいいと思った?」に耳を傾けててみると、、ってことは「これも好きなのでは?」みたいな答えがみえてくる。
これは、ものすごく大事なことで、これをしっかり理解すれば、M様の好きを外さず髪型を決めることができるだ。
あとは、髪質診断で→M様の「カットポイント」や「注意する所」「相性がいいスタイリング剤」などを把握していく。
初めてのご来店の場合、どうしても時間がかかってしまうが、これはとても大事なことなので妥協せずたっぷり時間をとっている。
こうやってM様と一緒に髪型を決めていった。
そして、お家に帰ってからのワンポイントアドバイスとして、「髪の乾かし方」をお伝えした。
大事なのは「根元の方向性をニュートラル」にすること。
それと、M様の髪に相性のいいスタイリング剤をご紹介して今回は終えていった。
まとめ
くせ毛を活かす選択を選んだM様はとても素晴らしいと思う。
なぜなら、くせ毛を「許す」「ショートヘアにする」というのは、とても勇気のいる行動だからだ。
そんなM様だからこそ、僕も全力でサポートしていきたいと思う。
今回もやはり「一緒に似合う髪型を決めていく」がポイントであった。
そのための「診断」や「お悩み・希望・質問」がM様の髪型を洗練させていく。
そうやって、一緒に決めていくことに意味があり、これがとても大事なことだと僕は思っている。
今回は、初めてのくせ毛ショートということだったので、ショートでも少し長めに設定して髪型を作らせていただいた。
もし、ショートヘアに見慣れてもう少しショートにする事に抵抗が無くなれば、もう一つオススメしたいM様に似合う髪型がある。
また次回、一緒に決めていきましょう(^^)/
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