誰も教えてくれない幸せを掴み取る人の考え方

守破離(しゅはり)
『剣道、茶道』では、守破離という考え方がある。
守…流派の教え、型を忠実に身につける。
破…他流派について考え、良いものを取り入れ昇華させていく。
離…一つの流派から離れ独自の価値を生み出し確立させる。
我見 離見 離見の見(がけん、りけん、りけんのけん)
世阿弥の風姿花伝の中に、「我見、離見、離見の見」という考え方がある。
我見…自分の能力だけを追求する(自分のことだけしか考えていない状態)
離見…相手やお客様から見た自分を客観視している状態(相手を考える)
離見の見…自分と相手はもちろん全体をメタ認知している状態(自分と相手、会場(社会)を俯瞰的に見えている)
教育とは、、
正しい「主語」と「考え方」を身につけさせること。
主語は「自分以外(相手)」
考え方は「どう思うだろう」「どうするだろう」と相手を想像する心。
自分以外で責任を感じる様になれば成功である。
主語は2つのパターンで考えるといい。
例えば、、
①コミュニティ、所属(会社や仲間など…)
∟会社の看板を傷つけないか、、〇〇さんが悪く思われてしまうのでは、、
②プライベート(人間力)
∟神様が見ている、、罰がが当たる、、徳を積む。
子供の時に何か悪いことをしたら「罰が当たるよ」と教育を受けた子は、人生を大きく踏み外すことはないだろう。
ただこれだけでは「ネガティブ」である。
ポジティブな考え方も同時に伝えるべきで、それは「徳の概念」である。
良いことをすると「徳が積める」つまり、「運が良くなる」「運を味方につけることができる」という考え方だ。
こうすることで「受け身(悪いことはしない)」と「自発的(誰かの為に)」が同時に習得できるという訳だ
この考え方が出来ずに人生を終える残念な人が多い中、子供のうちから出来るアドバンテージはもの凄く大きい。
つまり、「自分だけを見ている」はステージは人生の初歩で、大事なのは次の「相手の事を考えられる」ステージであり、いち早くここに到達しなければならない。
更に上にいける人は「自分と相手と社会をメタ認知する」段階へ進むといい。
ただし、この領域に立てなくても十分に幸せを享受できる。
この領域至ったのは、ブッダ、キリスト、キング牧師、ガンジー、マザーテレサなどで、いずれにせよ後世に名を残した偉大な人物である。
失敗した時どう捌くか…でその人の本質がわかる
大抵の人間は言い訳をしたり、自分の非を軽減させる努力をする。
しかし、被害を被っているのは「自分」ではない。
どう考えたって「失敗された側」である。
であれば、自分を守るのはやめて、その時間を相手の為に使うべきである。
だから第一声は「ごめんなさい」「申し訳ありません」である。
その次に「今の自分ができる精一杯を相手の為にする」が正解だ。
この考え方ができる人は仕事はもちろん、人として信頼されているはずだ。
こういった人は、知らないうちに成功のレールに乗っかっていくので益々幸せな人生を歩み続けていく。
逆をいえば、主語が自分のままだと永遠に幸せは訪れない。
訪れるのは、幸せの皮を被った不幸だけである。
そんな人と関わり続ければ、永遠と被害と時間(命)が奪われていく。
失敗は誰にでもあり反省するべきだが、大事なのは失敗した時「誰に矢印を向けているか」である。
この記事へのコメントはありません。