短めショートにする勇気がもてないN様の選択
「あげまん」という言葉を誰でも一度は耳にしたことがあると思います。
一般的には「運気を上げる女性」のことを差すみたいですが、ヒューマンの略なので「女性限定みたいな風潮は違うのでは?」と思っているUIH尾崎です。
それでは、、
N様はUIHには初めてご来店いただいたお客様です。
N様は「自然と人に気をつかってしまうやさしい性格の持ち主」でした。 #尾崎には気をつかわなくていいですからねw
なので気疲れしやすいかと思いますが、これはネガティブなことではなく「人に対してセンスがある」ということなのです。
お洒落にセンスがあるように「人に対してもセンスは存在する」
そもそも、センスとは「気づける力」のことで、言い換えれば「想像できる力」とも言えます。
気をつかってしまうということは、人に対して想像力豊かであり、それ自体センスがある証拠なのです。
だからN様はセンスがいい素晴らしい人だと思いました^ ^
これまで、1万人以上の人に触れてきた僕がいうのだから間違いありません!
不思議とUIHのお客様ってそういう人が多いんですよね( ̄▽ ̄) #誇らしげ
話を戻して、、
今回の内容はタイトル通りなんですが「短めショートにする勇気が持てないN様の選択」についてです。
今回のピックアップは3つ。
- カウンセリング
- くせ毛でもまとまりやすくする方法
- 同じ美容室は続かない!?
それでは順を追ってお話していきましょう。
カウンセリング
ここで重要なことは、、
- まだ短いショートにする勇気はない
- 結べる長さにしてほしい
ということでした。
たぶんこういうことだろう。。
- くせ毛で広がりやすい髪質だから、ホントにショートにしてまとまりやすくなるのか不安である。
- もし酷く広がってしまった場合、結べないと毎日が大変になる。
もしかしたら、過去にそんな苦い経験をしたのかもしれません。
それ以外にも「ショートが似合わなかったら」とか色々不安に思うのだと。。
であれば、無理にばっさりする必要はないので「結べる長さ」で今回はやってみることになりました。
そして、いつものように「好き」「嫌い」「似合う」を診断、共有してカウンセリングを終えた。
とりあえずBefore・afterをみていただきましょう^ ^
Before
ご覧の通り「くせ毛」「広がりやすい髪質」ですね。
そして馴染みにくい髪(くせ毛)の比率が高いです。
after
結ぶ前提でカットさせていただいたんですが、結ばなくても十分にまとまっていますよね。
ちなみにブラシ(ブロー)やアイロンは使ってません。
ありのままのくせを活かして仕上げていきました。
では「なぜまとまっている」のでしょうか。
くせ毛でもまとまりやすくする方法
ポイントは3つ。
- マジックテープ理論
- スタイリング剤
- ドライ
マジックテープ理論
くせ毛カットの話は技術的な話になるのでこれまで割愛してきましたが、今回は軽く触れていきましょう。
まず、カットで僕がやっている1つに「間引き裁断」というものがあります。
簡単にいうと「広めの隙間をつくり、必要のない所は削ります」ということです。
くせ毛が入れる隙間をつくってあげれば、そこのスペースに髪が入り、コンパクトになるだけではないく、広がりを抑えることができます。
ただし「馴染みが悪い髪質」だと、せっかくつくったスペースに入ろうとしません。
そこでマジックテープ理論です。
要は、マジックテープって絡みあってひっつきますよね。
であれば、髪の毛でも同じことをしてあげればいいのです。
馴染まない髪を無理やり「髪同士で絡み合うようにしてあげる」ってことです。
その役割をはたすのが「短い髪」になります。
「短い髪」「長い髪」といったように長短をつけてカットしてあげると「くし」や「手ぐし」を通す度、長短をつけた髪同士が絡み合います。
無理やりに馴染ませるってことなんですが、これがマジックテープに似ているのでマジックテープ理論と呼んでいます。
スタイリング剤
更に「スタイリング剤」を使うことで収まりに相乗効果が生まれます。
スタイリング剤は「質感を統一させる効果」があります。
馴染みやすい髪にするってことです。
つまり「絡み合う髪(長短)」+「馴染みやすい髪に質感を変える(スタイリング剤)」+「隙間」で、、ものすごーーく広がりを抑え扱いやすくするってことです。
これ最強なんです。
なかなか頼もしいいこと考えたでしょw #オサキ頼もしい
更に!
ドライ
髪を乾かす時のひと工夫でよりボリュームを抑えることが出来ます。
それが「乾かす面に対して垂直に風を当てる」です。
要は、「常に上から風を当てて乾かしてね」ってことです。
はい!まとめますよ。
- マジックテープ理論
- スタイリング剤
- ドライヤーの当て方
このコラボは最強です。
他にも「毛流れ」や「くせの向き」「強さ」etc..に適切なカットしています。
そして、ショートにすれば更に扱いやすさが上がります。 #もう一度言わせてください #オサキ頼もしい
同じ美容室は続かない!?
N様はこれまでに「同じ美容室に通い続けたことがない」と教えてくれました。
一つの例として、、唯一何度か通っていた美容室で「要望も聞かれず提案もなしでカットされた」時があったみたいです。
忙しそうな雰囲気を察知したN様は何もいえずカットを受け入れたみたい。
明らかにおかしい美容師に対しても、気をつかってしまうのですね。。
そういうこともあり美容室ジプシーになってしまったみたいです。
こういうお話って貴重ですよね、、僕自身すごく勉強になりました。
「UIHでは気をつかわなくてもいい環境を作ろう」と心の中で思いました。
N様に限らず様々な理由で美容室を転々としている方も多いのではないでしょうか?
世の中にはたくさんの美容室があり「どこがいいのか」迷ってしまうと思いますが、それ自体悪いことではないので色々行ってみるといいと思います。
その中で「この人なら信頼できるかも」と思える美容師に出会えたなら、もう一度足を運んでみてください。
一度目より二度目、二度目より三度目、、と回を重ねることで伝えられる「悩み」「希望」もあると思います。
また、美容師も人間ですので一度で全てを叶えてあげられることは難しいとはずです。
しかし、誠実な美容師なら一度でできなくても回を重ねながら必ず一緒に最高の髪型を作り上げていってくれるはずです。
僕自身、不器用な人間で一度で上手く伝えることが出来ないので、こうやってブログで伝えたりしています。
カウンセリングで一緒に診断した「好き」と「嫌い」の表も同じで、試行錯誤を繰り返しあの形に着地しました。
初めは「言葉で」、、「文字で」、、「手書きで」、、「写真で」、、「PCで」と形を変えて伝わりやすくしていきました。
正直に告白すると2〜3年前は「お悩みを解決してあげたい」「キレイにしてあげたい」という思いでやっていましたが今は違います。
僕が「また会いたい」から。。
また会いたいから会ってもらえる口実を「あれやこれや」と作っているんです。
「くせ毛を扱いやすくしていることも」「似合う髪型にしていることも」すべて、もう一度皆さんに会いたいと思っているからなんです。
これが本音の僕のコアな部分ですが、ブログで伝えたのは今回が初めてです。
信頼しあえる大好きな人たちと僕は人生という時間を過ごしたいと思っているから。
その為に、美容師として精進し続けています。
まとめ
初めは短めのショートにするのは怖いと思います。
なので、結べる長さにすることも1つの選択肢だと思います。
ショートに比べ再現性(扱いやすさ)はかなり落ちてしまいますが。。
- 結べる長さ
- マジックテープ理論
- スタイリング剤
- ドライ
という内容でお伝えしていきました。
くせ毛カットの1つに「間引き裁断」があり、髪の長短がマジックテープの役割をはたしてくれるってことでしたね。
更にスタイリング剤で髪自体を「質感チェンジ」(馴染みやすい髪質に変える)ことの相乗効果。
更に「垂直にドライヤーの風を当てる」ことでボリュームを抑えながらツヤ感が生まれるでしたね。
ドライはシャンプー後の乾かす時ですよ( ̄▽ ̄)
こんな具合に通常よりもまとまりやすく工夫しています。
以上「短めショートにする勇気が持てないN様の選択」でした。
信頼できる美容師(人)との出会いで人生の景色が変わると信じている。
その為に「お客様を大事に思う」「意味のある髪型にする」ことを大事にしている。
これはとても大事だと強く思っている。
なぜなら、大事な人を知ろう、理解しようとすることは自然なことで、その人をステキにさせたいと思うことも自然で当たり前だから。
お客様以上にお客様のことを知ることは→「お客様自身が気づいていない魅力」を「みつける」・「提案する」ことに繋がる。
その魅力を引き出すことは→お客様にとって「意味のある髪型」になる。
コレは担当した美容師しか出来ないことなので、ここに僕がやる意味があり大事にしているところです。
僕が担当するからには、より良い景色を魅せていきたいと思っています。
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