くせ毛を活かすから縮毛矯正にしたいと思っている人へ
くせ毛さんにとって最も重要なことは何か。
それは、「今の自分が心地良いと感じているかどうか」だと思っている。
これまで1000人を超えるくせ毛さんと向き合ってきたからこそ、そうだといえる。
結局「縮毛矯正」も「くせ毛を活かす」も手段に過ぎず、目的は、自分が気に入ってるかどうか、、つまり、心地良いと感じているかが大事なのだ。
僕自身これまで「くせ毛を活かすショートヘア」といい続けてきたのは、縮毛矯正一択だった現状に疑問を抱き、それだけではあまりにも選択肢が狭い(無さすぎる)と思い「くせ毛自体の魅力」に光を当ててきた。
しかし、くせ毛を活かすが全てとも思っていない。
全く同じ人間がいないように、人それぞれ「価値観」や「感じ方」は違うし、違っていいと思っている。
もっといえば、その時の気分でコロコロ変えてもいいし、、他にもまだ「可能性がある」とさえ思っている。
だから、くせ毛を活かしてきたけど、縮毛矯正に戻したいのであれば、遠慮なく言って欲しいと思っている。
縮毛矯正について
縮毛矯正も素晴らしい選択だと思っている。
何を隠そう僕自身、縮毛矯正に明け暮れていた時期があり、縮毛矯正で日本一を目指していたこともあった。
だからこそ、縮毛矯正の素晴らしさは身を持って知っている。
縮毛矯正の最大の魅力は、簡単に「ツヤサラヘア」になるところだ。
女性なら誰しも一度は憧れる「髪をなびかせたCMにみる天使の輪」
あれを簡単に再現できるようになる。
なぜなら、天使の輪(ツヤ)を出すには2つの方法があるから。
- 面を整える(光を乱反射させない)
- 水分量
1の面を整えるだが、単純な話ツヤの正体は「光の反射」だ。
面を均一に整えれば「ツヤ」は生まれる。
ストレートアイロンを当てたところにツヤ生まれるのは「キューティクル」と「髪のねじれ」がキレイに整列され、光を均一に反射させることができたからだ。
2の水分量だが、これには少し語弊がある。
正しくは、「膜」がそれにあたる。
例えば、、髪を濡らした時「髪がツヤっぽく」みえたことはないだろうか。
これは、水の膜が髪の「デコボコ」を均一に整えたからである。
デコボコというのは、「キューティクルの乱れ」「髪のねじれ」によってできる空間のこと。
この空間(デコボコ)を水の膜で均一に整ったことで「ツヤっぽく」みえるのだ。
他にも、「ウエット系のスタイリング剤」や「オイル系スタイリング剤」「トリートメント」をつけても同じ効果がみられる。
その中で縮毛矯正は、1の「面を整える」ことで、ツヤ感を簡単に手に入れていることがわかる。
ちなみに、くせは「髪のねじれ」で起こるので「ねじれ」を真っ直ぐに矯正することで「ストレートヘア」になるという訳だ。
「まっすぐな髪」や「ツヤ」の良さはもちろん、そうじゃ無いと表現できない髪型も存在する。
くせ自体が許せないのであれば絶対に縮毛矯正をするべきだ。
もちろん、毎日アイロンやブローするって手段もあるが、忙しい朝の時間にその手間がなくなる価値は計り知れない。
仮にアイロンで毎朝10分取られていたのなら、ひと月で300分の節約にもなる。
そして、何より強調したいのは「朝の忙しい時間の300分」ということ。
ゆとりのある時間帯ではなく「最も時間が惜しい朝」となれば、これほどありがたいことはない。
という観点から、縮毛矯正はやはり「良い選択」といえるのだ。
くせ毛を活かすについて
くせを活かすは、くせ毛にとって「新しい選択肢」といえる。
なぜなら、「くせ毛のうねりを利用してステキな髪型にしよう」ってことだから。
特にこんな人にオススメしたい。
- 縮毛矯正に満足いっていない
- 縮毛矯正をやめたい
- くせ毛のままでどうにかしたい
- 一度試してみたい
髪型でも、「直線美」があるように「曲線美」があっても良い。
日本人のいう、強いくせ毛は世界的にみたら弱いくせ毛の部類に入る。
よって、くせを利用することは全然可能なのだ。
だったら「くせ毛を活かしてステキにしてみようよ!」ってことである。
ただし、それには4つ条件がある。
- くせ毛自体を許せるか
- 全てくせ毛の状態にする(縮毛矯正の部分がない)
- ショートヘアがベスト
- スタイリング剤を使う
この4つの条件を満たすことができるならオススメできる。
1の「くせ毛自体を許せるか」だが、そもそもくせ毛自体が許せないならやらないほうがいい。
意外と自分がくせ毛を許せるかわからない人が多いように感じる。
その場合、やってみて判断するといいだろう、、もし、違うなっと思ったのなら縮毛矯正をしたらいい訳だから。。
2の「全てくせ毛の状態にする」だが、縮毛矯正が残っている状態では髪馴染みがものすごく悪く、逆に扱いづらくなってしまうため、必須条件にしている。
ただし、伸びるまでどうしても我慢できないって人は、縮毛矯正部分を「毎日アイロンで曲げる」という条件でカットさせてもらうことがある。
できれば、全てくせの状態が望ましいが。。
3の「ショートヘアがベスト」だが、これはくせ毛の特徴的にショートヘアのが圧倒的扱いやすくなるからだ。
くせ毛は髪が「長なればなるほど大きくうねる」特徴がある。
また、くせ毛ロングの場合「シャンプー時間」「ドライ時間」「スタイリング剤の量」も桁違いに増え、そのうえ扱いづらいのだからショートにするに越したことはない。
4の「スタイリング剤を使う」だが、くせ毛は基本的に「パサついてみえる」+「馴染みの悪い髪質」なのでスタイリング剤のチカラを利用しようってことだ。
スタイリング剤には大きく2つに分けることができる。
- セット力がある
- セット力がない
ざっくりいうと「ワックスタイプ」か「トリートメントタイプ」かである。
よくオススメしているのが「トリートメントタイプ」のスタイリング剤だ。
モイ
ニゼルM
などがそれにあたる。
また、ワックスタイプであれば、、
ナカノ2or3
なんかはオススメのスタイリング剤である。
スタイリング剤は「髪質を均一させる」特徴がある。
これにより「パサつく」→水分量を揃える、「馴染みが悪い」→馴染みを良くする、、といった強制的な力を持っている。
カットだけでは、物理的にどうにもならない問題を解決してくれる効果がある為、スタイリング剤も必須条件といえる。
これらの条件から作り上げる髪型が「くせ毛を活かす」であり、新しい選択肢である。
まとめ
この通り、縮毛矯正には縮毛矯正の良さがあり、くせ毛を活かすにはくせ毛を活かす良さがある。
どちらかが優れているのではなく、どちらも優れているのだ。
大事なのは「今のあなたにとってどっちが心地良いか」である。
手段である「縮毛矯正」か「くせ毛を活かす」なんて正直どちらでもいいのだ。
縮毛矯正に嫌気がさしたのなら→「くせ毛を活かす」を選べばいい。
くせ毛を活かすに嫌気がさしたのなら→「縮毛矯正」を選べばいい。
また、それがコロコロ変わってもいい。
どちらの選択を選んだとしても全力でサポートしていくつもりだし、皆さんの1番の味方でいたいと思っている。
やりたいと思ったほうを選べばいい。
くせ毛を活かす記事をたくさん書いている為、僕のことを「活かす専門」と思っている人は多いがそうではない。
「くせ毛で悩んでる人の味方でありたい」が本心であり、「縮毛矯正」に比べ「くせ毛を活かす」がまだまだ認知されていないので、そちらにチカラを入れているのだ。
だから、縮毛矯正に戻したいと思っているのなら、遠慮せず言って欲しいし、相談してほしい。
なぜなら、皆様の1番の味方でありたいと本気で思っているから。
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