より簡単にくせを活かす
同じくせを活かす髪型なら、より簡単にセット出来た方がうれしいはずだ。
その方法は、今よりほんの少し変化を与えるだけ。
それだけで、扱いやすさがまるで変わってくる。
もちろん、それを「するか・しないか」は、一緒に決めていくので無理にとは言わない。
なぜなら、「長さ」や「髪型」が多少変わるからだ。
もし、今の髪型が「気に入ってる」「扱いに困っていない」のであればやる必要はない。
この記事は、くせを活かすショートにして2回目のI様の髪型の変化の様子を元にしている。
ちなみにI様はもう少し「スッキリさせたい」とご要望があったので丁度よかった。
一度ショートにすると、もう少し短くしてみたくなる「あるある」
ロングだった髪を初めてショートにする時は、誰でも躊躇してしまう。
大体、少し「長め設定」にしたり、「ボブより」の髪型にする方が多い。
そう、、1回目は。。
だが、ひとたびショートに慣れてくると「もう少し短くしたい!」となってくる。
多分、これを「ショートあるある」というのだろう。
そして、多くのくせ毛の場合「ボブみたいに四角い髪型」より、「ショートレイヤー」にした方が扱いやすくなる。
もちろん、長さも「長い<短い」方が扱いやすくなる。
今回変化させたのもそこの部分である。
前回の写真と今回の写真をみていただこう。
前回
今回
おわかり頂けるだろうか。
前回は、「耳掛けして」同じくらいのバランスに対して、今回は「耳掛けなし」同じバランスを保てている。
更に、襟足にかけての「髪の長さ(遊び分)」が取れて、スッキリみえるはずだ。
他の角度からも、、
前回バック
今回バック
段の角度を操作することで、襟足の「丸み」が無くなり、スッキリコンパクトに仕上がっている。
前回は、少しゆるめて「ゆとり」を作ることで、ボブのような「丸み」を再現した。
しかし、ボブのように全体的に丸い四角の形にしてしまうと、くせ毛の場合→「頭が大きくみえてしまう」
そこで、前回工夫したのが「スッキリ見えるけど丸みを感じる」ようなカットしたのだ。
今回は、その遊び(ゆとり)を無くして、よりI様にフィットするようにカットを施した。
作り込んだデザインより簡単にセットできた方がいい
セットで「作り込んでステキにする」より「自分でも簡単にセットできる」方がいい。
「美容室ではキレイになった」けど、「自分でやったら難しい」って経験あると思う。
お伝えしたいのは「作り込んだステキが悪い」と言いたいのではない。
ビシッとキメたい時、キメなきゃいけない時だってある。
ただ、その時を除けば、日常生活でそんな機会は滅多にない。
だったら、作り込まなくても「簡単に平均点」を取れたほうが「使い勝手がいいのでは」というお話だ。
「ブロー」や「アイロン」ありきで髪型を作ってしまうと、それをしないとキレイにみえないので毎日が大変だ。
もちろん、簡単なセットとはいえ「美容師がやる」のと「自分でやる」のでは、多少クオリティの差はあるかもしれない。。
しかし、自分でもある程度のクオリティーまで簡単にもっていけるのであれば「毎日がラク」である。
特にくせが強い場合、「長い<短い」「ボブ<レイヤー」にしたほうが、圧倒的に使い勝手が良くなる。
それが、今回したカットという訳だ。
ポイントは「遊び(ゆとり)部分を少なくする」こと。
もちろん、締めすぎるのではなく→「締めるとこ締め、緩めるとこ緩める」つまり、メリハリだ。
そのメリハリにより「より簡単に自分でもセットできる」ようになった。
まとめ
今回は「遊び(ゆとり)」を少なくすることで、簡単に扱いやすくした。
しかし、初めてロング→ショートにする場合は、いきなりメリハリをつけすぎなくてもいい。
やはり、多少躊躇してしまう気持ちもわかるので、初めは少し「ゆとり」をもったデザインから始めるのもありだ。
もし「ショートあるある」に陥ったら(←いい意味でw)、よりフィットさせていけばいい。
知識としてくせが強い場合、「ボブ<ショートボブ<ショートレイヤー」の方が扱いやすくなる確率が高い。
そして、「長め<短め」も同じことがいえる。
だが、僕としても初めは「攻めすぎなくていい」と思っている。
なぜなら、ゆるめのデザインから楽しんでその後、フィットさせていけば2通り楽しめるから(^^)
今回は、その中からフィットの過程のお話をしてみた。
以上、「より簡単にくせを活かす」について。
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