守破離(しゅはり)
『剣道、茶道』など、、道の世界では、守破離という考え方がある。
守…流派の教え、型を忠実に身につける段階。
破…他流派について考え、良いものを取り入れ昇華させていく段階。
離…一つの流派から離れ独自の価値を生み出し確立させる。
我見 離見 離見の見(がけん、りけん、りけんのけん)
世阿弥の風姿花伝の中に、「我見、離見、離見の見」という考え方がある。
我見…自分の目。
自分の能力だけを追求する(自分のことだけしか考えていない状態)
離見…第三者の目。
相手やお客様から見た自分を客観視している状態(相手を考える)
離見の見…その会場、空間を上からみている目。
自分と相手はもちろん全体をメタ認知している状態(自分と相手、会場、社会を俯瞰的に見えている)
「守破離」も「我見、離見、離見の見」も段階を指している。
①まずは、自分の能力を高める。
それだけでは突破できない壁まで突き進む。
②相手に寄り添い、自分の能力を発揮させる。
その分野で十分結果を出せているが何か足りないと感じたら。
③全体をみる(業界、社会、地域、世界)と自分たちの位置や意義。
「社会貢献」や「新たな価値の創造」「所属の価値上げ」。
このように「段階」があり、特に①は重要である。
若い早い段階で「自分に掛ける時間」を一極集中させ、能力(武器)を磨いておく。(早ければ早いほどいい)
なぜなら、、
- いい歳して自分のことしか…と言われるようになる
- 若い時は気力も体力もあり有利
- 若い時は無理が効く
- 能力は時間が経てば経つほど結果が雪だるま式に膨れ上がる
土台である①は早めに終わらせて②の段階に入ること。
①、②で十分な満足を得られるはずだ。
更に上を目指す人は③の段階に入っていくといいだろう